我が家の老犬介護のお話
2021.07.29
皆さんこんにちは!看護師の山田です。
毎日暑くて暑くてどうにかなってしまいそうな暑さですね。
最近はオリンピックに沸いている日本です。皆さんは応援している選手はいますか?
私はたまたま見ていた卓球の混合ダブルスで、水谷選手と伊藤選手が金メダルを獲る白熱した試合を見て、夜なのに興奮冷めやらぬ状態になってしまいました。
開催までいろいろなことがあったオリンピックですが、いざ開催され選手たちが頑張っている姿を目にすると、がぜん応援したくなってしまいます。
さて、こちらでも何回も登場していました実家のぽんたくんですが、先月に亡くなりました。15歳9か月でした。
亡くなる直前に数日会いに行くことができました。
本当に亡くなる直前だったので、ご飯やトイレなどは介護が必要な状態でした。
我が家の介護のお話を少しさせていただきたいと思います。
すっかりおじいワンになっていたぽんちゃんです。
おしりにはオムツをつけて寝ております。さらにズレ防止のためにサスペンダーをつけています。
ぽんちゃんはだいぶ便がゆるい状態が続いていたので、吸収力と、モレ防止のおむつにお世話になっていました。
こちらのネオ・オムツでございます。しっぽをいれる穴が大変小さくできているため便が流れ出てきません。
実家の静岡の方で製造されているので、すぐに手に入りやすかったです。
ちなみに関西では取り扱っているところがないようでした。ネットで購入できます。
それでもおしりは汚れてしまうときにはこちら、当院でも大活躍中のおしりまわり洗浄液です。
こちらは付属のボトルに原液をワンプッシュ入れて、ぬるま湯をボトルの線まで入れて混ぜて、おしりにかけるのみです。
とても簡単な上すごくいい香りですし、容量も多いので何十回も使えて便利でした。ひまわり由来の石鹸成分入りなので、汚れが落ちやすいですし、水洗いせずにそのまま乾かすことができます。
介護でなくても、ちょっとしたときにはとても便利です。
お散歩大好きだったので、最後まで歩かせてあげたいとのことで、姉が寸法を測り自作のお散歩ハーネスをつけてお散歩していました。前と後ろと2か所にハーネスを装着しています。
(画像が荒くてすみません)
お次はご飯編です。
あごの力が弱くなり、あまりお口も開かなくなりました。やわらかいごはん中心に食べられるものを、食べられるときにあげていました。ドライフードをふやかしたり、お野菜を細かくして混ぜたり、おいもさん、パン、プリン、煮干しのお汁など手から少しずつあげていました。
それでもあまりごはんも食べなくなってきたので、病院から持参したa/d缶や、スペシフィック缶など少量でも栄養がとれるものを与えました。
お口がだんだん開かなくなってきたので、シリンジにa/d缶などをつめて与えました。
なんとか頑張って食べてくれました。
持参したフードたちです。どれも柔らかく、与えやすいうえ高栄養です。
左側のクリティカルリキッドは、お水のような形状で噛まずに飲めるタイプです。
シリンジ(注射器のこと)もサイズがいくつもあるので、いろいろなお口の大きさの子に対応できます。
ぽんちゃんの場合は10mlがちょうど使いやすかったです。
なかなか介護状態になると、どうしたら良いのか動物の変化や、環境の変化に戸惑ってしまう方もいらっしゃると思います。
当院では高齢の動物の子たちがたくさん来院されていますので、いろいろなケースに対応でき、お力になれるかと思います。
お気軽にご相談ください。
最後になりますが、長い間たくさんの幸せな時間をくれたぽんちゃん、ありがとう。
元気なころの写真で締めたいと思います。
ご清聴ありがとうございます。